ドルストレートとクロス円の違い

ドルストレートとクロス円

FX初心者はドルストレートとクロス円をきちんと理解しておこう

FX取引を行うとき、状況や取引方法によって、通貨ペアを変えていく必要があります。
日本人はほとんどの場合、円が絡んだ通貨ペアを選択して、円と他の通貨を比べていく手法を取ると思います。

そんなときによく聞く言葉が、「ドルストレート」と「クロス円」でしょう。

「ドルストレート」は、アメリカドルが絡んでいるすべての通貨ペアのことを指します。
もちろんドル円も「ドルストレート」です。

アメリカドルの場合のみこういう呼び方がされるのは、ドルの世界での信頼性や、FXでの力の大きさを物語っています。

「クロス円」は、ドル円以外の円が絡んだ通貨ペアのことです。
ドル円は「ドルストレート」になるので、しっかり覚えておきましょう。

◆基軸通貨ならではの特権。”ドル”は”ストレート”だから「ドルストレート」

ドルストレートで取引を行っている人は、世界で1番多いです。
特に日本人の場合は、FX初心者からベテランまで、多くのトレーダーがドル円からFXの世界に入ってきます。

“ストレート”という表現がされるのは、アメリカドルの場合だけ、ドルと他の通貨を直接交換出来るからなのです。
“基軸通貨”の特権ですね。

そして、ドルストレートの取引方法は、1番シンプルで簡単だと言われています。
「ドルのFX相場の動きと、もう一つの通貨を比べるだけ」です。

これは、アメリカという国がいかに他国に影響されず、「影響を及ぼす国」かというのが分かりますね。

アメリカの隣にあるカナダなど、「アメリカの動きがすべて」と言ってもいいぐらい、アメリカの経済や政治と密接な国もあります。
アメリカが日本に与える影響というのも、とても大きく、ドル円の場合も、アメリカの情勢を常に気にしていなくてはいけません。

ドル円以外の通貨ペアも、世界中で支持されているものが多く、中でもユーロドルは、世界一流通している通貨ペアです。

FX相場の動きも穏やかで、日本人にとっては、ドル円に次いで取引の難易度が低い通貨ペアだと言えます。

しかしドルストレートが、FXにおいて安全な通貨ペアばかりとは限りません。

流通量が多く、FX相場が比較的穏やかなアメリカドルは、豪ドルやポンドなど、金利やボラティリティの高い通貨と組み合わせることによって、一気に難易度が上がります。

クセがある通貨ペアの場合は、たとえドルストレートの場合でも、もう一方の通貨の動きをしっかり見極めなくてはいけないので、FX初心者には、あまりオススメ出来ません。

◆実質”通貨ペア”ではない?”3つの通貨”が絡むクロス円の大きな特徴

クロス円の”クロス”とは、ドル以外の通貨ペアが取引をする際、1度アメリカドルに両替する必要があるからなのです。
ユーロ円の通貨ペアの場合、日本円で1度アメリカドルを購入し、そのドルとユーロを交換するというシステムを取ります。

ドルと”クロス(交換)”されているから、クロス円です。

クロス円の取引で、もっともFX初心者向けと言われているのが、ユーロ円です。

先ほども言いましたが、ユーロは世界的流通量が多く、円と組み合わせることで、じっくり相場を見る教科書のような取引の仕方が可能です。

しかし、クロス円の取引は「ドルストレートを中心に考え、取引する」という鉄則を忘れてはいけません。

これはクロス円だけではなく、ドル以外の通貨が絡んでいるすべての取引、いわゆる「クロス取引」に共通して言えることです。

例えドルを絡めない通貨ペアで取引していたとしても、ドルの動きが全く反映されない通貨など、基本的には存在しません。
それが、アメリカドルが”基軸通貨”と呼ばれている所以です。

ユーロ円の取引も、クロス円の中ではかなり易しい方ではありますが、ドル円を含めたドルストレートよりは、やはり値幅は大きくなってきます。

例えば、ユーロドルとドル円で見ていきましょう。
どちらもFX相場が上昇している状態なら、ユーロ円は、2つの通貨が上昇しているという状況になるわけですから、動きが大きくて当然ですよね。

ドルストレートの方は2つの通貨、そしてクロス円はドルが絡んでいるので、実質3つの通貨で取引するということを、わかって頂けたでしょうか?

どちらの方が取引をしやすいかは、断言は出来ませんが、もしFX初心者の方が、「円が入っていないと怖い」という考えで、ドル円以外のドルストレートを避けているなら、それは少しもったいないです。

ドル円以外のドルストレートも、ユーロドルを筆頭に、世界中で多くの取引量を誇るものばかりです。
各国の通貨の特徴を少し勉強すれば、FX初心者でも、すんなりポジションを持つことが出来ます。

クロス円の取引にも、コツがいりますが、”アメリカドルの影響力”というものを、ドルを選ばなくして体感することが出来ると思うので、ドル円の取引に慣れてしまった人や、興味がある人は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

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