FXは儲かるの?損するの?初心者向けの2つの戦略
FXで損をしないためにも
儲かるケースもあれば、損するケースもあります。しかし、FXの大きな特徴として、誰がやっても結果は同じになるような運用手法があります。
たとえば、FXにはスワップ重視の戦略(※)というのがあるのですが、これは、ベテランの方がやっても初心者の方がやっても誰がやっても結果は同じです。
(※)預金すると利息がもらえます。株を買うと配当金がもらえます。投資信託には分配金をもらえるものがあります。これらは初心者であろうと上級者であろうともらえる金額は同じですね。これと似たようなもので、FXをやるとスワップがもらえる仕組みがあります。特に初心者の方には簡単で、最初に買ってしまえばあとはほったらかしにできるFXで人気の手法のひとつです。
スワップ重視の戦略(ユーロに投資)のケース
2008年6月、その当時、ユーロ円の為替レートは、1年前とほとんど同じ水準(1ユーロ=167円程度)でした。
為替レートが変化していないのなら、儲かってもいないし、損もしていないのでは? と思いますね。
しかし、FXにはスワップという安定収益源があって、その1年分の収益は、10万ユーロあたり、55万円を超えていました。
1年前に、ちょっと頑張って口座開設して、ちょっと頑張って投資していれば、その後の1年間なにもせずに55万円のスワップ収益を得ることができていたのです。
スワップ重視の戦略(ドルに投資)のケース
2008年5月、ドル円は、急激な円高のため、1ドル=104円でした。4年前の2004年5月には1ドル=114円でした。
114円から104円へとその差10円も値下がりしている(ドル安・円高になっている)ので、ドルに投資していれば、さぞ、大損しているのでは? と思いますね。
たしかに、10万ドル投資していれば、円高により、100万円も含み損を抱えた状態でした。株式投資で、株価が値下がりすると、含み損を抱えて、“塩漬けにする”なんて表現を聞いたことがあるかもしれませんが、それと同じです。ただし、あくまでも“含み損”であって、売らない限り本当に損失が確定するわけではありません。
為替変動により、含み損が発生することもあれば、逆に、含み益が発生することもあります。まさに水ものです。
それとは別に、スワップ収益は、先ほども申し上げましたように、為替変動にかかわらず、コツコツ自動的に積み上がる利益です。
このドルに投資した場合も、4年間でコツコツ自動的にスワップ収益が積み上げられて、合計スワップ利益は、なんと166万円を超えていました。
4年間で、166万円も儲けるのはすごいですね。
つまり、100万円の含み損を抱えてしまったとしても、すでに166万円のスワップによる利益を手にすることができているので、相殺しますと、66万円が純利益(儲け)ということになります。
ほかには、FXにはシステムトレード(=システマティックな運用手法、機械的な決まった運用手法)というものがあるのですが、これも、ベテランの方がやっても初心者の方がやっても誰がやっても結果は同じです。
詳しくは、また後述しましょう。
FXでは、このように、他の株式や投信などの運用手法よりも比較的容易に、比較的高い収益を得ることが可能ですし、実際に資金を増やし続けている方も非常にたくさんおられます。